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階段をもっと安全に
手すりを取り付ける
夜中に一人でトイレに行けず困っている……という場合でも、手すりを取り付けるだけで安心・快適度が大幅に変わってきます。ポイントは、寝室→廊下→階段→トイレというルートにしっかり手すりを設けること。要介護者の自立への第一歩を踏み出せます。
照明・滑り止めを配置する
一か所を明るく照らす照明よりは、数か所に照明を分散させる方が全体を明るくできるのでおすすめです。足元灯が設置できればなおよいでしょう。また、ノンスリップという滑り止めを階段の縁に貼り付けることでも安全性が高まります。
階段の形状を変える
新築・改修などで階段を新しく設置する際には、その形状にも配慮しましょう。一直線の階段は高低差が大きくなるので転倒した際大けがにつながる恐れがあり、三角の踏み面がある階段も内側の狭い部分でバランスを崩しがち。そこでおすすめなのがU字型の階段です。U字型の階段であれば高低差を小さくできると同時に、踊り場ができるのでゆったりと昇降することができます。
階段昇降機を設置する
手すりを取り付けても階段の昇降ができない場合は、階段昇降機の設置をおすすめします。ただし、階段の強度が弱い・勾配が急などの場合は設置できないこともあります。まずはご相談ください。
廊下を歩きやすくしよう
手すりを取り付ける
先にも述べたように、生活の移動ルートに沿って手すりを取り付けると効果的です。十分な広さを確保しつつ、なるべく切れ目がないように設置しましょう。また、どちらか一方の壁ではなく両側の壁に取り付けられればより利便性が高まります。
体重をかけながら移動する場合は、「大転子」という脚の付け根部分の高さに取り付けると移動しやすくなります。実際の動作に合わせて手が伸びやすい場所を把握しておくことも大切です。
滑りにくい床材にする
滑りにくい材質にすると同時に、車いすや杖などで傷みにくい素材にするとなおよいでしょう。また、各部屋との段差がなるべく生じないような配慮もお忘れなく。
居室をもっと快適な空間に
段差をなくす
居室と廊下の境目には「敷居」があることが多いのですが、このようなちょっとした段差でも高齢者にとっては障壁になりやすく、転倒の原因になっているのが現実です。また、敷居は高齢者の目にとまりにくく注意しづらいということもあるため、段差は完全になくしてしまったほうが日常生活を送りやすくなります。
たたみからフローリングに
要介護者が失禁してしまった際に掃除がしやすい、という理由から、たたみをフローリングにしたいというご依頼をよくいただきます。フローリングの材質としては、クッション性や静粛性に優れているコルクタイル、汚れや衝撃に強いクッションフロアなどがおすすめです。また、将来車いすでの移動が想定される場合は、加重や摩擦に耐えられる素材を選んでおくと安心です。